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こんにちは!「KRS・828製作工房」ブログ更新担当の中西です。
さて今回は
828のつぶやき~キッチンカーの設計と保健所対応~
キッチンカー製作でもっとも大切なのが、保健所の営業許可。
どんなにおしゃれでも、基準を満たさなければ営業できません。
ここでは、設計段階で絶対に押さえておくべきポイントを紹介します。
保健所は地域によって基準が異なりますが、共通の条件は以下の通り👇
給水タンク:100L以上(地域により200L推奨)
排水タンク:給水の1.5〜2倍容量
手洗い・調理用シンクを別設置
換気扇・照明・防火構造必須
食材保管庫・冷蔵庫の設置
💡特に重要なのが「手洗い専用シンク」。
調理用と分けることが義務付けられています。
限られた車内空間で効率的に動くためには、動線設計がポイント。
たとえば👇
左側:接客・販売カウンター
右側:調理スペース・加熱機器
奥:冷蔵庫・収納
中央:シンク・給排水
また、機器類はすべて重心バランスを考慮して配置。
車体の左右に重量が偏ると、走行時に安定性を失います。
電気設備は、外部電源(AC100V)と発電機を併用。
コンセントは防水仕様、電線は耐熱ケーブルを使用します。
ガスはLPガスが主流で、以下を必ず守ります👇
ガスボンベは車外固定
換気扇と遮熱板を併設
漏洩検査を実施
火を扱う車両だからこそ、“安全第一”が基本です🔥
1️⃣ 保健所事前相談
2️⃣ 設計図・設備リスト提出
3️⃣ 車両完成後に立ち会い検査
4️⃣ 営業許可証交付
書類には、給排水容量・設備写真・材料仕様など詳細が必要です。
地域によって「販売メニュー」も審査対象になる場合があります。
シンクの深さが足りない
給排水ホースの径が異なる
換気不足で保健所NG
電源系統が容量オーバー
一見小さなミスでも、再工事になるケースが多いです。
最初の設計段階で“保健所チェックリスト”を活用しましょう。
キッチンカー製作は、デザインと法規を両立させる“二刀流の設計”。
美しくて安全で、営業許可を一発で通すことがプロの仕事です。
“お客様の夢を叶える一台”を作るには、まずは基準を正しく理解することから始まります🚐✨
