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月別アーカイブ: 2025年6月

828のつぶやき~喜び~

こんにちは!「KRS・828製作工房」ブログ更新担当の中西です。

 

さて今回は

828のつぶやき~喜び~

 

飲食の世界で「自由」や「挑戦」を象徴する存在、それがキッチンカーです。そしてその舞台裏で、一台一台のキッチンカーを創り出しているのが「キッチンカー製作業」の人々です。

彼らが日々感じる“喜び”とは、単なるモノづくりの達成感に留まりません。そこには依頼主の夢を叶える責任と感動、社会とのつながりがあります。


1. 【ゼロから形になる】手応えあるモノづくりの魅力

キッチンカー製作は、図面と想像から出発し、鉄板や木材、配線、機器を組み合わせて目に見える「店」を創り出す作業です。

  • フレームを溶接し、断熱材を入れ、壁を立ち上げる

  • 厨房機器や水回りをレイアウトする

  • 外装デザインや看板を施す

一台が完成するごとに、製作者の中には「自分の手で店を創った」という誇りが芽生えます。


2. 【お客様の想いに寄り添う】共に夢を叶える喜び

キッチンカーの製作依頼には、こんな声が寄せられます:

  • 「独立して、家族を支えたい」

  • 「自分の料理をもっと多くの人に届けたい」

  • 「地域イベントに出たい」

製作者は、こうした“人生の転機”に立ち会う存在でもあります。打ち合わせを重ね、レイアウトを提案し、限られた空間でベストな店づくりを考える。

完成した車両を見て、涙を流すオーナーも少なくありません。「ありがとう。これが私のスタートです」という言葉こそ、製作者にとって最大の報酬です。


3. 【走る店が街を彩る】街の一部を創る誇り

完成したキッチンカーが、公園やマルシェ、フェスなどで人を集め、街のにぎわいを創り出す様子は、製作者の想いが社会に溶け込んだ証です。

  • 家族連れが笑顔で並ぶ行列

  • 仕事帰りに一息つくお客さま

  • 地域イベントを盛り上げる屋台村

その中に自分が製作した車両があるということは、「風景の一部になった」という大きなやりがいにつながります。


4. 【ひとつとして同じものはない】カスタムの奥深さ

キッチンカー製作はテンプレートではなく、毎回が“オーダーメイド”。飲食内容、調理スタイル、営業エリアにより、まったく異なるレイアウトや仕様が求められます。

  • 揚げ物中心 → 油跳ねと換気対策

  • コーヒー中心 → 給水・排水の安定確保

  • 多拠点出店 → 軽量化と収納重視

常に新しい工夫と技術が求められるからこそ、「飽きない・成長できる」現場でもあります。


5. 【未来を応援するしごと】若手支援や地域貢献の実感

キッチンカーは、若手の独立支援や副業チャレンジの入り口としても機能しています。製作者としてその一歩に関われることは、大きな社会的意義を持ちます。

  • 地方創生の一環として製作支援を行う例も増加

  • 廃車を再利用し、アップサイクルとして再生する取り組みも

「ものづくり」から「まちづくり」へと、キッチンカー製作の喜びは広がっています。


キッチンカー製作業の喜びは、モノを作るだけではなく、“夢”を形にして“街”を動かす”ことにあります。お客様の想いと手を取り合い、社会に新しい価値を届ける――それがこの仕事の最大の魅力です。

 

 

828のつぶやき~3D図面~

こんにちは!「KRS・828製作工房」ブログ更新担当の中西です。

 

さて今回は

828のつぶやき~3D図面~

 

キッチンカー市場が年々活性化する中で、その製作工程にも革新の波が訪れています。とりわけ注目を集めているのが「3D図面」の活用。見た目やサイズ感、機能配置を立体的に表現することで、施主・製作者・行政のすべてにとってメリットがあるとして、多くの現場に導入されつつあります。


1. 3D図面が必要とされる背景

■ カスタム性の高さ

キッチンカーは、一台一台の用途・業種・地域要件によって設計が大きく異なります。2D図面では細部が分かりづらく、完成後にイメージと違ったというトラブルも発生していました。

■ 多業種との連携が必要

車体・厨房機器・配線・排水・換気など、複数の分野が関わるため、共有できる視覚情報が求められています。


2. 3D図面によって実現できること

✅ レイアウトの視認性向上

  • 作業スペース、導線、収納場所などを立体的に確認

  • 調理スタッフの動線をシミュレーションして無駄な動きを最小化

✅ キッチン機器の配置調整

  • オーブン・シンク・冷蔵庫などのサイズや接触範囲を精密に配置

  • 排気・排水ラインの取り回しも衝突や干渉を事前に確認可能

✅ 外装・開口部のデザイン提案

  • 看板や窓の位置、外装パネルの質感も可視化

  • お客様の導線(注文・受取・会計)のバランス検討にも有効


3. 製作・施工現場でのメリット

  • 職人同士の作業確認がスムーズ

  • 溶接・カット・配管など、工程順や位置関係を明確化

  • 部品・資材の発注ミスを削減し、工期短縮・コスト削減につながる


4. 行政手続きとの連携も可能に

保健所の営業許可や車検取得など、法規対応のための寸法確認にも3D図面が活躍。

  • シンクの数・大きさ、手洗い器の設置位置などを立体図で説明可能

  • 行政担当者とのやり取りがスムーズになり、許可取得もスピーディに


5. 今後の展望

■ AR/VRとの融合

完成前のキッチンカー内部をバーチャル空間で体験する技術も登場。発注者との完成イメージ共有が一層リアルになります。

■ クラウド共有で即時修正

オンライン上で3Dデータを共有・修正することで、遠方の顧客との共同作業も可能になります。


キッチンカー製作における3D図面は、単なる「見やすさ」ではなく、**企画・設計・施工・法対応までを一貫してつなぐ“設計言語”**になりつつあります。自由度の高いビジネスであるからこそ、立体的な思考と設計で、使いやすく魅力的な車両が生まれていくのです。