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こんにちは!「KRS・828製作工房」ブログ更新担当の中西です。
さて今回は
828のつぶやき~3D図面~
キッチンカー市場が年々活性化する中で、その製作工程にも革新の波が訪れています。とりわけ注目を集めているのが「3D図面」の活用。見た目やサイズ感、機能配置を立体的に表現することで、施主・製作者・行政のすべてにとってメリットがあるとして、多くの現場に導入されつつあります。
目次
キッチンカーは、一台一台の用途・業種・地域要件によって設計が大きく異なります。2D図面では細部が分かりづらく、完成後にイメージと違ったというトラブルも発生していました。
車体・厨房機器・配線・排水・換気など、複数の分野が関わるため、共有できる視覚情報が求められています。
作業スペース、導線、収納場所などを立体的に確認
調理スタッフの動線をシミュレーションして無駄な動きを最小化
オーブン・シンク・冷蔵庫などのサイズや接触範囲を精密に配置
排気・排水ラインの取り回しも衝突や干渉を事前に確認可能
看板や窓の位置、外装パネルの質感も可視化
お客様の導線(注文・受取・会計)のバランス検討にも有効
職人同士の作業確認がスムーズに
溶接・カット・配管など、工程順や位置関係を明確化
部品・資材の発注ミスを削減し、工期短縮・コスト削減につながる
保健所の営業許可や車検取得など、法規対応のための寸法確認にも3D図面が活躍。
シンクの数・大きさ、手洗い器の設置位置などを立体図で説明可能
行政担当者とのやり取りがスムーズになり、許可取得もスピーディに
完成前のキッチンカー内部をバーチャル空間で体験する技術も登場。発注者との完成イメージ共有が一層リアルになります。
オンライン上で3Dデータを共有・修正することで、遠方の顧客との共同作業も可能になります。
キッチンカー製作における3D図面は、単なる「見やすさ」ではなく、**企画・設計・施工・法対応までを一貫してつなぐ“設計言語”**になりつつあります。自由度の高いビジネスであるからこそ、立体的な思考と設計で、使いやすく魅力的な車両が生まれていくのです。