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こんにちは!「KRS・828製作工房」ブログ更新担当の中西です。
さて今回は
828のつぶやき~喜び~
飲食の世界で「自由」や「挑戦」を象徴する存在、それがキッチンカーです。そしてその舞台裏で、一台一台のキッチンカーを創り出しているのが「キッチンカー製作業」の人々です。
彼らが日々感じる“喜び”とは、単なるモノづくりの達成感に留まりません。そこには依頼主の夢を叶える責任と感動、社会とのつながりがあります。
キッチンカー製作は、図面と想像から出発し、鉄板や木材、配線、機器を組み合わせて目に見える「店」を創り出す作業です。
フレームを溶接し、断熱材を入れ、壁を立ち上げる
厨房機器や水回りをレイアウトする
外装デザインや看板を施す
一台が完成するごとに、製作者の中には「自分の手で店を創った」という誇りが芽生えます。
キッチンカーの製作依頼には、こんな声が寄せられます:
「独立して、家族を支えたい」
「自分の料理をもっと多くの人に届けたい」
「地域イベントに出たい」
製作者は、こうした“人生の転機”に立ち会う存在でもあります。打ち合わせを重ね、レイアウトを提案し、限られた空間でベストな店づくりを考える。
完成した車両を見て、涙を流すオーナーも少なくありません。「ありがとう。これが私のスタートです」という言葉こそ、製作者にとって最大の報酬です。
完成したキッチンカーが、公園やマルシェ、フェスなどで人を集め、街のにぎわいを創り出す様子は、製作者の想いが社会に溶け込んだ証です。
家族連れが笑顔で並ぶ行列
仕事帰りに一息つくお客さま
地域イベントを盛り上げる屋台村
その中に自分が製作した車両があるということは、「風景の一部になった」という大きなやりがいにつながります。
キッチンカー製作はテンプレートではなく、毎回が“オーダーメイド”。飲食内容、調理スタイル、営業エリアにより、まったく異なるレイアウトや仕様が求められます。
揚げ物中心 → 油跳ねと換気対策
コーヒー中心 → 給水・排水の安定確保
多拠点出店 → 軽量化と収納重視
常に新しい工夫と技術が求められるからこそ、「飽きない・成長できる」現場でもあります。
キッチンカーは、若手の独立支援や副業チャレンジの入り口としても機能しています。製作者としてその一歩に関われることは、大きな社会的意義を持ちます。
地方創生の一環として製作支援を行う例も増加
廃車を再利用し、アップサイクルとして再生する取り組みも
「ものづくり」から「まちづくり」へと、キッチンカー製作の喜びは広がっています。
キッチンカー製作業の喜びは、モノを作るだけではなく、“夢”を形にして“街”を動かす”ことにあります。お客様の想いと手を取り合い、社会に新しい価値を届ける――それがこの仕事の最大の魅力です。